院長からのご挨拶|独立行政法人国立病院機構 小諸高原病院





院長からのご挨拶

院長からのごあいさつ

院長

 小諸高原病院のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。平成30年4月1日付けで院長を拝命しました山﨑 敏生です。

 小諸高原病院は昭和19年に陸軍軍医学校小諸療養所として開設され、結核患者を受け入れました。終戦とともに国立東京第一病院小諸分院となり、昭和25年4月に国立小諸療養所と改称し、昭和36年に精神科病棟併設、昭和38年に精神療養所に転換となりました。昭和52年に重症心身障害病棟が併設され現在に至っていますが、歴史を偲ばせる書籍や建造物が残っています。名前のとおり海抜1000メートル近くの浅間山麓にあり、豊かな自然に囲まれ、四季折々の花や動物の姿を目にすることができます。精神科単科病院として以下の機能を有しています。

(1)精神医療

 急性期医療を中心とする精神科医療、発達障害に対する医療、および認知症医療を中心的な課題としています。急性期、亜急性期、慢性期病棟があり、児童思春期の患者の入院も受け入れています。 開かれた病院として、重度認知症デイケア、精神科デイケア、家族教室を開催してきました。年2回の認知症研修には県内外から多くの医療従事者が参加されています。 リワークプログラム、集団認知行動療法プログラム、ノンアルコールプログラムによる治療を行っています。 平成医療観察法に基づく病棟を運営しています。

(2)重症心身障害医療

 重度の心身の障害、強度行動障害の治療、療育を行ない、医療型短期入所(ショートステイ)を受け入れています。地元の養護学校の協力を得て訪問教育が行われ、院内で入学式や卒業式も行われます。ムーブメント療法、スヌーズレン療法、音楽療法を取り入れています。

 私自身は、平成15年に当院に着任し、精神科病院の「小児科」の医師として、児童思春期外来を担当してきました。発達障害関連を含め、患者数の多さと深くやむ姿に隔世の感を禁じえません。病院として、児童思春期についても重要課題として取り組んでゆく所存です。  精神科医療は大きな時代の転換点にあると言われています。「入院治療から地域生活中心へ」と言う基本理念から、障害者自立支援法が制定され、診療報酬改定もおこなわれてきましたが、その潮流は今後更に強化されると思われます。地域で安心して自立した生活ができるために、訪問看護等のアウトリーチ事業を充実させてゆく必要があります。今後も良質な医療の提供を行い、福祉と健康に貢献したい所存です。これまでと同様、皆様のご支援とご協力をお願いします。

平成30年4月 独立行政法人 国立病院機構 小諸高原病院 院長 山﨑 敏生


小諸高原病院の理念

こころの病気や発達の障害に対して、患者さんの人権を尊重し、信頼される質の高い医療を提供します。

  1. 地域との潤った連携をはかり、国立病院機構全体からもつねに最新の情報を得て臨床に生かしていきます。
  2. 診療内容について患者さんやご家族の御指摘には、職場全体で耳を傾け、よりよい内容にしていくよう努力します。
  3. このような診療内容を充実させるために、必要な情報は公開し、外部からの御批判や評価をいただきながら、病院運営の健全化をはかります。

医療の基本姿勢

当院は国の政策医療のいったんである精神医療と重症心身障害児(者)医療を担っています。
地域市町村、県と協調しながら、モデル的な精神・重心医療をめざしています。
まず精神科については、精神科救急や急性期に対応できる治療体勢と環境整備につとめています。

安心できるパーソナルスペースの保証、病初期のもっとも合理的な薬物療法と、心理・社会的なかかわりをめざしています。
安定期に入った方には主治医・看護師のみならず、精神保健福祉士・作業療法士・心理士・音楽療法士・薬剤師・栄養士などのコメディカルの方々がかかわり、退院後の生活についてを患者さんや御家族といっしょに考えていきます。
事情で長期在院になった方々については、お一人おひとりの実情に合わせて自立にむけて行政機関と連携しながら支援します。
治療抵抗性の強い難治例については、その根拠や新たな薬物療法と心理社会的かかわりの新たな可能性を、実証的研究にもとづいて考えていきます。

医療観察法にもとづく入(通)院医療機関の指定をうけて、心の病と犯罪という二重の負の部分に、もっとも合理的な治療的かかわりと、深い人間理解を追求します。
重症心身障害児(者)医療でも精神医療同様、安心できるパーソナルスペースと、さまざまな職種の人々による庇護とQOL(日常生活の質)向上のためのアプローチが必要です。

医師・看護師のほかに療育指導員、保育士・栄養士・作業療法士の役割が重要になります。
めぐまれた自然環境を生かし、人の心身全体の領域にかかわる技術やセンスを重んじます。
治療をうける方々のみならず、外部の方々からの御指摘や御批判にも真摯に耳を傾け、すこしでも良い医療をと考えています。





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