院長からのご挨拶|独立行政法人国立病院機構 小諸高原病院




院長からのご挨拶

院長からのごあいさつ

院長

 21世紀は脳とこころの時代といわれています。国では、自殺予防
対策に力がそそがれ、平成25年度に精神疾患が5疾病の1つに加え
られ、また認知症の人に安心して生活していただく地域づくりが大
きな課題となっています。これらの脳やこころの病気は、まだ十分
に原因が解明されておらず、根本的な治療法は開発中です。
精神医療の分野では平成26年に、精神障害を持つ患者さんの地域で
の生活を支援することを中心として精神保健福祉法が改定されまし
た。
 小諸高原病院は、急性期医療を中心とする精神科医療、発達障害
に対する医療、および認知症医療を地域の皆様に提供することを中
心的な課題としています。また、国の政策である医療観察法による医療や重症心身障害(者)の
医療を実施しています。当病院は、従来から地域に開かれた病院として、重度認知症デイケア、精
神科デイケア、家族教室、家族会などを開催してまいりました。今後は地域との連携を更に強化し
てまいります。

 私たちは良質な精神科医療を皆様に提供することにより、地域の皆様の健康と福祉に貢献したい
と考えています。地域の皆様の一層のご支援とご協力をお願い致します。

平成26年4月 小諸高原病院 院長 有馬 邦正


小諸高原病院の理念

こころの病気や発達の障害に対して、患者さんの人権を尊重し、信頼される質の高い医療を提供します。

  1. 地域との潤った連携をはかり、国立病院機構全体からもつねに最新の情報を得て臨床に生かしていきます。
  2. 診療内容について患者さんやご家族の御指摘には、職場全体で耳を傾け、よりよい内容にしていくよう努力します。
  3. このような診療内容を充実させるために、必要な情報は公開し、外部からの御批判や評価をいただきながら、病院運営の健全化をはかります。

医療の基本姿勢

当院は国の政策医療のいったんである精神医療と重症心身障害児(者)医療を担っています。
地域市町村、県と協調しながら、モデル的な精神・重心医療をめざしています。
まず精神科については、精神科救急や急性期に対応できる治療体勢と環境整備につとめています。

安心できるパーソナルスペースの保証、病初期のもっとも合理的な薬物療法と、心理・社会的なかかわりをめざしています。
安定期に入った方には主治医・看護師のみならず、精神保健福祉士・作業療法士・心理士・音楽療法士・薬剤師・栄養士などのコメディカルの方々がかかわり、退院後の生活についてを患者さんや御家族といっしょに考えていきます。
事情で長期在院になった方々については、お一人おひとりの実情に合わせて自立にむけて行政機関と連携しながら支援します。
治療抵抗性の強い難治例については、その根拠や新たな薬物療法と心理社会的かかわりの新たな可能性を、実証的研究にもとづいて考えていきます。

医療観察法にもとづく入(通)院医療機関の指定をうけて、心の病と犯罪という二重の負の部分に、もっとも合理的な治療的かかわりと、深い人間理解を追求します。
重症心身障害児(者)医療でも精神医療同様、安心できるパーソナルスペースと、さまざまな職種の人々による庇護とQOL(日常生活の質)向上のためのアプローチが必要です。

医師・看護師のほかに療育指導員、保育士・栄養士・作業療法士の役割が重要になります。
めぐまれた自然環境を生かし、人の心身全体の領域にかかわる技術やセンスを重んじます。
治療をうける方々のみならず、外部の方々からの御指摘や御批判にも真摯に耳を傾け、すこしでも良い医療をと考えています。



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